「大学院生って、就活はいつからはじめればいいの?」
結論から伝えます。
大学院生の就活は、進学した年の6月から、つまり「進学から2ヶ月後」から始まります。
こう言われると、少し早すぎる気がしますよね。
ですが研究に忙しい大学院生にとって、進学後すぐに就活を始めないと確実に遅れをとってしまいます。
「6月なんてもうとっくに過ぎてるよ!」
「これから就活を始めるのはもう手遅れなの…?」
研究に明け暮れていた大学院生のあなた、こんな風に感じませんでしたか?
ですが、まだ手遅れなんてことはありません!
この記事を読めば、理系の大学院生が就活を成功させるために、今から何をすべきなのかがわかるようになります!
研究も頑張っている理系の大学院生の皆さん、一緒に最高の就活をスタートさせましょう!
理系大学院生の就活はいつから始める?

理系大学院生の就活は、大学院に入学した年の6月、つまり大学院入学から “2ヶ月後” から始まります。
「就活なんてまだまだ先のことでしょ」
「無事入学できたし、とりあえず生活に慣れないと…」
こんな楽観的な考え方は今すぐ捨ててください。
ではなぜこんな厳しいことを言うのか。
それは、就活のライバルとなる大学生(学部生)の就活スケジュールを考えた時に明確になるからです。
大学生(学部生)の就活スケジュール
では一度、就活でライバルとなる大学生(学部生)の就活スケジュールを確認してみます。
大学生の就活は、まずインターンシップへの応募からはじまります。
例年通りであれば、リクナビやマイナビではインターンシップの募集は大学3年生の6月から出はじめます。

6月から募集がでるということは、6月には行きたい業界、企業のリストアップと、インターン応募の準備が完了していることになります。
ましてや大学生は、「周りの友達がやってるから」という理由で早くから準備している場合も多く、6月にはこぞってインターンの応募をすることが予想されます。
このように、大学院生の就活ライバルである大学生は、意識せずとも早めから準備をしているのです。
理系大学院生の就活スケジュール
では理系大学院生の就活スケジュールはどうなっているのでしょうか?
ひとえに「就活」と言っても、なにから手をつけたら良いかわからないと思います。
【大学院生必見】就活のTo Do リスト
そんな就活初心者であるあなたのために、就活のためにしなければいけないこと、就活のTo Do リストをまとめてみました。
- インターンシップの検索・応募
- 業界・企業の研究・分析
- 自己分析
- 企業説明会への参加
- エントリーシート(ES)の作成
- 筆記試験・面接
列挙するとこんな感じになります。
色々やることがあって、何から手をつけたらいいかわからなくなりますよね。
では続いて、大学院生の就活スケジュールを見てみましょう。

この図を見ると、修士1年目の6月にはインターンシップが始まっていることがわかります。
私が冒頭からお話ししている、就活のスタートが入学から “2ヶ月後” というのは、インターンシップの開始が6月からといったことが根拠となります。
そのほかにも業界、企業研究や自己分析など、情報収集として早めからの準備が重要なことは間違いありません。
研究も就活も効率的に進めたい人向け

ですが授業に研究と毎日忙しい大学院生は、なかなか就活の準備をする時間が取れないですよね?(私もそうでした…。)
でも就活のスタートには遅れたくない。
「研究もやりながら、就活もスタートさせたい。けどなにから始めればいいの…?」
そんなあなたは、まず就活サイトへ登録してみてはいかがでしょう。
就活サイトに登録するのは一手間かかりますが、その分、就活に必要な情報は何か知ることができます。
敵を攻略するには、まず全容を知ることからです。
個人的おすすめは、アカリクへの登録です。

一通り登録すると、就活の流れと重要視されている情報がわかると思います。
アカリクは大学院での研究の内容や、業績を記載する欄もありますので、比較的プロフィールが書きやすいサイトでした。
アカリクは、さまざま評判ありますが、大学院生に特化した就職サイトです。
【アカリク】は大学院生が選ぶNo.1の就活サイトです。2021年新卒者の登録者数は約12,000人となっており、そのうち8割が理系大学院生です。
以前、アカリクについて徹底的に調べてまとめてありますので、是非参考にしてみてください。
アカリクへの登録方法【手順付き】
【アカリク】への登録は無料で、以下の手順を踏むことで登録ができます。
① アカリク公式HPから新規登録を選択
② 氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、出身地の基本情報を入力
③ 就学状況、修了予定年月、就職可能時期、専門分野、ITスキルの有無を入力
④ 登録完了メールが届く
⑤ 設定したID、PWでログインする
これだけの手順なので、3分ほどで登録が可能です。
専門分野やITスキルの有無、IT業界への興味も入力するため、行きたい分野と全く違う見当違いの情報は来ないようになっていることもおすすめポイントです!
わずか3分で就活のスタートを切ることができるため、特に研究に忙しい大学院生は、今すぐ登録するべきです。
早めの準備で就活を第一歩リードしよう
理系の大学院生が就活で失敗しないためには

ここからは、就活で失敗しないコツについて伝授していきます。
せっかく大学院まで進学したのに、就活で失敗したくありませんよね。
では、就活に失敗しやすい人はどんな特徴があるでしょうか?
就活に失敗しやすい人の特徴
就活に失敗しやすい人の特徴を、下にまとめてみました。
いかがでしょう、皆さんは当てはまりましたか?
大学院生はかなり該当しやすいと思います。

恥ずかしながら私も二つ当てはまりました…。
ですが例え当てはまっても、「なぜ失敗するか」を把握しておけばそれを回避すればいいだけの話です。
そのための記事構成になっていますので、一緒に見ていきましょう!
ではなぜこれらの人が就活に失敗しやすいのでしょうか。
一つずつ具体例とリンクさせて見ていきましょう
1. とにかく準備が遅い
一つ目の特徴は、とにかく準備が遅い人です。
就活の準備が遅い人、開始が遅れてる人は、行きたい企業が決まらずにインターンシップへの応募ができません。
これまで何度も説明してきましたが、準備が遅いとそれだけで周りと差をつけられるということになります。
しかし研究に授業と、大学院生の忙しさは私もよーくわかっています。
大学院生活を頑張っているあなただからこそ、準備で遅れたから就活に失敗した、なんて事態になってほしくはないのです。

今からでも決して遅くありません。
早めに準備をするポイントは、就活のことが気になった“今”取り掛かることです!
就活はスピード感が重要です。
今始めないと、どんどん手遅れになります。
「まだ何も手をつけられてない…」
そんなあなたも“今すぐ”できることを始めて、就活のスタートラインに立ちましょう!
2. 目標が高すぎる
就活に失敗する人の特徴二つ目は、目標が高すぎる人です。
目標が高すぎる人は、研究も就活も完璧にしたいと考えるのではないのでしょうか?
とても素晴らしいですが、逆手に取ればそれだけ時間を要するということです。
ですが時間は有限です。
当てはまる人は、特に効率よく就活を進めていく必要があります。
今は就活サイトへの登録だけで、企業の情報や募集状況、企業からのスカウトまで勝手に届くような時代です。
一度サイトへ登録してしまえばあとは待つだけで情報がくるので、忙しい人には特におすすめです。
3. 自分の強みをよく理解していない
自分の強みを理解していない人も、就活に失敗しやすい特徴に当てはまります。
みなさんは面接で聞かれて、自分の強みを説明できるでしょうか?
自分で考える強みは、あくまでも “主観的” なものになります。
面接の際、企業側は “客観的な” 視点で就活生の強みを見て判断していきます。
「自分が思う強み」と「企業が感じ取る就活生の強み」にズレが生じてしまうと、面接でうまくアピールできません。

“客観的な” 強みを探すために、就活サイトを活用して自己分析することがおすすめです!
個人的におすすめする自己分析ツールは、キャリアパーク就活の12タイプ性格診断です。

36の質問から、徹底的に自己分析をしてくれます。
私が実際にやってみた結果が下の図です。

このように、4つの性格傾向から、性格、強み、弱み、適職を診断してくれます!
さらにキャリアアドバイスもしてくれるため、無料でできる自己診断としてはとても有意義なものだと感じました。
質問自体はとてもシンプルで、1分ほどで完了できるものです。

1分でできるなら、やらない方が損ですよね!
「自分のことを客観的に見てほしい!」
そんな風に感じたあなたは、ぜひキャリアパーク就活の自己分析をやってみましょう!
4. 周りを見ずに1人で頑張ってしまう
最後に、周りを見ずに1人で頑張ってしまう人です。
大学院生は非常に当てはまりやすいですが、世間の就活状況がわからずに効率が悪くなることもあります。
就活は1人で頑張る個人戦ではなく、周りの情報を活用しながら戦う団体戦をしている方が効率が良いです。
理由は簡単で、興味のある企業の面接はどんなものだったか、インターンシップではどのような雰囲気であったかは、実際に体験した人からしか得られない情報だからです。

1人で頑張り過ぎずに、いろいろな側面から情報を集めていくことも重要ですね。
簡単にできる情報収集として、まずは就活の現状を知ることが重要です。
ライバルは一体何人くらいいるのか?
倍率はどれくらいなのか?
最新のデータをもとに確認してみましょう。
就活の現状把握をしよう
2022年の株式会社リクルートによる調査結果を見ると、2022年3月における大卒求人倍率は1.50倍となっています。
一昨年の1.83倍と比較すると減少傾向にありますが、全体的にはまだ1.5倍の椅子を巡った就活に挑まなくてはなりません。

こういった世間の情報の他にも、リアルな就活生の声を聞くことも重要です。
SNSで情報収集する人が増えていますが、就活も同じです。
最近では驚くことに、「就活生限定のSNS」もできてきています。
【Lognavi】というアプリで、メッセージでやり取りできるSNS機能の他にも企業とのマッチ度を測れる機能もあります。
現在15万人が利用している就活生限定のアプリです。
一見大学院生には向いていないアプリのように感じた方もいるかもしれません。
ですが、”大学院生だからこそ”Lognaviを活用するメリットがあるのです。
- 普段接点が少ない大学生とのコミュニケーションが取れる
- SPI対策ができる
- 性格テストの結果から相性が良い企業とマッチしてくれる
- 1タップでWEBセミナーに参加できる
さきほども説明したように、就活は団体戦です。

いかに就活仲間を作れるか、またライバルの動向を知っておけるかが重要となってきます。
大学院生だからこそ、就活SNSアプリを活用しない手はありません!
QRコードを読み取って、アプリをダウンロード!
【最新】理系の大学院生が優遇される!?おすすめ就活サイト4選

さきほどから少しずつ出てきていますが、ここからは大学院生向けの就活おすすめサイトを4つ紹介します。
ここでは大学院生が優遇される、有利になる就活サイトを紹介していきます。
1.【アカリク】忙しい理系大学院生のための就活No.1サイト
大学院生の就活といえば、間違いなく【アカリク】一択です。
【アカリク】は大学院生が選ぶNo.1の就活サイトです。
なぜNo.1かというと、修士・博士卒の人材を求めている企業が登録しているからです。

さらに、LINEやCanon、日産、NTTなどの大手企業が「大学院生の積極採用をする」と明言しているのです。
すごくないですか?
これぞまさしく、大学院生が優遇される就活ができるサイトになっています!

僕も就活の際はアカリクに登録していました。
簡単な初回登録でも情報は得られるのですが、研究内容や業績など詳細な情報を入力すると、企業からのスカウトも来るようになります!
自分の価値が客観的にわかるので、この点からもおすすめのサイトです!
大学院卒として有利に就活を進めたい!といった方は【アカリク】以外の選択肢はないです。
逆にアカリクを知らずに就活すると、頑張った大学院での成果をドブに捨てるようなものです。
これから研究もバリバリやっていきたい人は、研究の成果を無駄にしないためにも【アカリク】で就活を始めることが重要です。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
「アカリクについてもっと知りたい!」
「アカリクの評判はどうなの?」
気になる方は、下の記事で確認してみてください!
アカリクで大学院特化の就活を
2.【キャリアパーク就活】12タイプ性格診断から強み・適職を探す
続いて紹介するのが、キャリアパーク就活です。
こちらは36の質問から12タイプの性格診断を無料でしてくれる就活サイトです。

就活において重要なことは、「自分の強みを知る=自己分析をしっかりとする」ことです。
「今まで経験したことから○○が強みかな…」
自己分析のとっかかりは、こんな感じで十分だと思います。
しかし、これでは主観的な強みだけになってしまいます。
就活において重要なのが、”客観的な”強みを知っておくことです。

客観的な強みは他の人に探してもらうのが一番ですので、就活サイトを頼りましょう!
そこで個人的におすすめなのが、【キャリアパーク就活】です。
12タイプの性格診断から強みや適職まで探し出してくれます。
自分が思ってもいなかった強みが出てくれば、面接で話せることも増えますよね!
3.【キミスカ】無理せず企業からのオファーが届く
次におすすめのサイトが、キミスカです。
キミスカは「ありのままの自分で就活」をモットーにしている就活サイトです。

「就活のために大学院でも色々な経験をしないと…」
就活のために色々と無理をするのは、学業のためにもよくありません。

証明写真でガクチカ、などのきっちりしたスタイルではなく、SNSのプロフィール欄を埋めるようなラフなスタイルで企業からのスカウトを待つことができます。
そのため無理して企業に気に入られようとしなくても、自分にぴったりのスカウトが来る仕組みになっているためおすすめです!
最後は変わり種ですが、就活生に限定したSNSの【Lognavi】です。

企業の情報はもちろん、就活生のリアルな声を聞き相談できるところがおすすめポイントです!
SNSでの情報収集が得意な人はぜひ登録しておくと良いと思います。
まとめ
この記事では大学院生の就活はいつからはじめるかなど、就活スケジュールから失敗しないためのコツ、おすすめの就活サイトなどを挙げていきました。
自分に合った就活スタイルを見つけるためにも、早めからの情報収集はとても重要です。

卒業した後のことも考え、無理せず早めに準備することが大切かなと思います!
そのためには、就活のことが気になった”今”始めないと絶対に損です。
まずアカリクに登録して、大学院生に特化した就活を始めましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私は大学院の修士課程を卒業後、就活を経験しました。大学院では5本の論文執筆に携わりながら効率よく就活を進め、大学病院への就職を勝ち取っています。
この記事では、そんな私が理系大学院生の就活はいつから始めるべきか、失敗しないコツについて徹底的に解説します!
また研究で忙しいに向けて、大学院生の就活でこれだけやっておけば間違いないことについても説明していきます。